願いの橋      塔野夏子


君は踊りゆく
蒼いときめきに胸をふるわせて
瞳に冴えた炎を宿らせて

時にノイズの雨が降っても
君は君のリズムを メロディーを
しなやかな身体の内に守り抜いて
踊りゆく

見えない歪んだ棘に傷つけられても
その痛みさえきらめかせて

偽の聖者たちが行く手を阻んでも
夢のように軽やかにすり抜けて

踊りゆく
遠い昔に そして昨日に
誰かが架けてくれた橋を
幾重にも渡って

踊りゆくことでしか辿り着けない
透きとおる高みを
漆黒の深みを
誰よりもあざやかに強く見つめて

踊りゆく
いつか君自らが七色の光を曳いて
新しい橋を彼方へと架けながら